ウォーターフォード
ウォーターフォード蒸留所は、2014年にアイルランド ウォーターフォード市 グラッタン・キーで創業しました。地理的にはアイルランドの中でも南西部にあたり、ミドルトン(ジェムソン)で有名なアイルランド最南西部にあるコーク市の東側に隣接した場所に位置しています。
もともとは黒ビールとして有名なディアジオ社ギネスグループの工場だったものを買収し、醸造工場から蒸留所へと改築したものが現在のウォーターフォード蒸留所です。「個々の農場の繊細な違いを楽しみ、それらを組み合わせて、世界で最もユニークで複雑な奥深いシングルモルトウイスキーを作り出す」というコンセプトを掲げ、アイルランドの個々の畑の大麦の味わいとテロワールに焦点を当て、2016年1月から蒸留を開始しました。
仕込み水には、火山の帯水層から井戸で3か所から引いた水を用いて、モルトの粉砕後マッシュフィルターを利用して麦汁を採取。インヴァーリーブン蒸留所で使用されてきた銅製のポットスチルを移設して使用し、初留、再留と1つずつポットスチルを用いて2回のバッチ蒸留を行っています。
71%で樽に詰められ、タラモアの海辺で潮風が庫内に吹き抜けるバリーギャランのウェアハウスで保管され、リリースされる全てはパラタイズ式で熟成。イギリスのシュトルツル・フラコナージュ製造された特徴的な青いボトルに瓶詰めされます。