アイラモルト(Islay Malt)はインナーヘブリディーズ諸島最南端のアイラ島で生産されるウィスキーで、独特のスモーキーさ、ヨード臭、ピート香で有名です。
アイラ島でウィスキー造りが盛んになったのは、ヘブリディーズ諸島の中では比較的温暖な気候で大麦の育成に適していたこと、ピートがふんだんに手に入ること、そして良質の水に恵まれていたためです。
現在アイラ島には以下の9つの蒸留所が稼働しています。北から時計回りに、
①ブナハーブン(Bunnahabhain)
②アードナッホー(Ardnahoe)
③カリラ(Caol lla)
④アードベッグ(Ardbeg)
⑤ラガヴーリン(Lagavulin)
⑥ラフロイグ(Laphroaig)
⑦ボウモア(Bowmore)
⑧ブルックラディ(Bruichladdich)
⑨キルホーマン(Kilchoman)
※マップはWikipedia「アイラ島」より
ボウモア(Bowmore)とラフロイグ(Laphroaig)は現在サントリーが所有しており、スーパーやコンビニでも買える、日本でもよく見かけるアイラモルトです。
近年、1983年に閉鎖されたポートエレン(Port Ellen)を復活させる計画など、新たな蒸留所の計画が3つほどあり、今後の動向も楽しみです。