アイリッシュウィスキー(2)

ウィスキー発祥の地であり、かつてはスコッチを凌駕する何百という蒸留所がありましたが、1920年代以降衰退の一途をたどり、1972年には当時残っていたすべての蒸留所が国境を越えて合併し、IDG(アイリッシュ・ディスティラーズ・グループ)が設立されました。

このとき生産拠点として集約された2つの蒸留所がブッシュミルズとミドルトンです。その後クーリーが誕生し、2007年にはクーリーがキルベガンを復活させました。2014年以降は各地に新しい蒸留所計画が加速し、今ではマイクロ蒸留所を含めると今後数年のうちに40か所程度が稼働する可能性があります。

代表的なアイリッシュ

ブッシュミルズ(北アイルランド)
「世界最古のウィスキー蒸留所」をうたい文句にしている。3回蒸留のモルト    
ウィスキーで麦芽はすべてノンピート。ブレンデッドとシングルモルトをリリース。
ブッシュミルズ

クーリー(アイルランド共和国)
スミノフを製造していた蒸留所をジョン・ティーリングが買収してスタートしたが、今は ビームサントリーの傘下となり、カネマラやキルベガンを生産している。
クーリー蒸留所

ミドルトン(アイルランド共和国)
アイリッシュウィスキー全体の7割を生産する一大拠点。現在のオーナーはペルノリカールで レッドブレスト、ジェムソンなどを造っている。
ジェムソン

 

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